基礎単位 模擬問題E 問17~20
問題.17
傷害保険に関する次の記述のうち正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 ファミリー交通傷害保険等の家族を対象とする保険では、被保険者本人のほか、本人の配偶者、本人または配偶者と生計を共にする同居の親族・別居の未婚の子が自動的に被保険者となります。
【2】 普通傷害保険における通院保険金は、保険金支払いの対象となる事故により傷害を被り、被保険者が通院した場合に、事故の発生の日からその日を含めて180日以内の通院に対して、通院保険金日額が90日分を限度に支払われます。
【3】 普通傷害保険の被保険者が、職場で作業中に誤って機械に手をはさまれ、ケガを負い通院した場合、保険金支払いの対象となりません。
【1】 正
【2】 正
【3】 誤
設問の場合、保険金支払いの対象となる。
問題.18
海外旅行保険に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 (この保険では、被保険者が海外旅行から帰国し、空港から帰宅途中に交通事故でケガを負い医師の治療を受けた場合、その損害は保険金支払いの対象となります。
【2】 この保険では、海外旅行中に感染症がもとで医師の治療を受けた場合、その損害はいっさい保険金支払いの対象となりません。
【3】 この保険では、被保険者が海外旅行先で発生した大地震のためケガを負い入院した場合は、保険金支払いの対象となりません。
【1】 正
【2】 誤
海外旅行保険では、海外旅行行程中にコレラやペストなどの特定の感染症がもとで医師の治療を受けた場合、その損害は保険金支払いの対象となる。
【3】 誤
海外旅行保険では、「地震、噴火またはこれらによる津波」による傷害についても、保険金支払いの対象となる。
問題.19
損害保険会社が販売する医療保険およびがん保険に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア.医療保険では、人間ドックなどの検査入院や美容整形のための入院は、保険金支払いの対象となります。
イ.がん保険は、補償の対象を「がん」に特定した医療保険で、がんの治療を目的として入院を開始した場合または手術を受けた場合に限り保険金(給付金)が支払われます。
- A. アおよびイ共に正しい。
- B. アは正しいが、イは誤っている。
- C. アは誤っているが、イは正しい。
- D. アおよびイともに誤っている。
答え→ D
ア.医療保険では、人間ドックなどの検査入院や美容整形のための入院は、治療を目的とする入院ではないため、保険金支払いの対象とならない。
イ.がん保険では、設問のケースのほかに、医師により被保険者が「がん」と診断確定された場合、「がん診断保険金(給付金)」が支払われる。
問題.20
損害保険の周辺知識に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 地震保険や第三分野の保険を契約した場合、保険契約者(納税者本人)は、地震保険料控除または生命保険料控除の適用を受けることにより、支払った保険料の一定額をその年の所得金額から控除し、所得税および個人住民税を軽減することができます。
【2】 少額短期保険業では、取扱商品の保険期間に上限が設けられており、損害保険、生命保険および第三分野の保険は、いずれも2年間が上限となっています。
【3】 社会保険制度における健康保険では、被保険者が70歳未満の場合、医療費の3割が自己負担となります。
【1】 正
【2】 誤
少額短期保険業では、損害保険は2年、生命保険および第三分野の保険は1年とする保険期間の上限が定められている。
【3】 正