基礎単位 模擬問題D 問5~8
問題.5
保険募集に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 保険業法では、代理店における自己契約に係る保険料の合計額が、自賠責保険料を除いた保険契約に係る保険料の合計額の100分の50を超えることとなった場合、その代理店は、自己契約の募集を主たる目的とするものとみなされます。
【2】 法人代理店が、その法人の社長を保険契約者とする火災保険契約を取り扱う場合、この契約は自己契約となります。
【3】 金融庁が定める「保険会社向けの総合的な監督指針」では、代理店自らと人的または資本的に密接な関係を有する者を保険契約者または被保険者とする保険契約を「特定契約」として規制しています。
【4】 個人代理店本人と生計を共にする個人代理店本人の父親を保険契約者とする傷害保険契約を取り扱う場合、この契約は特定契約となります。
【1】 誤
自己契約に係る保険料の合計額が、すべての保険契約に係る保険料の合計額の100分の50を超えることとなったときは、自己契約の募集を主たる目的とするものとみなされる。
【2】 誤
法人代理店における自己契約とは、当該法人(法人代理店自身)の契約のみであり、設問の法人の社長の保険契約は、自己契約に該当しない。
【3】 正
【4】 正
問題.6
クーリング・オフ制度に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 クーリング・オフ制度により、保険契約者が保険契約の申込みの撤回等を行う場合は、一定期間内に保険会社に口頭または書面のいずれかで申し出る必要があります。
【2】 自賠責保険などのように法令により加入を義務付けられている契約については、クーリング・オフの対象となりません。
【3】 保険会社は、保険契約のクーリング・オフがあった場合、そのクーリング・オフに伴う損害賠償または違約金等の金銭の支払いを請求することができません。
【1】 誤
クーリング・オフ制度により、保険契約者が保険契約の申込みの撤回等を行う場合は、一定期間内にハガキなど書面で保険会社に申し出る必要がある。
【2】 正
【3】 正
問題.7
金融商品販売法に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 この法律では、金融商品販売業者等は、金融商品の販売が行われるまでの間に、顧客に対して「重要事項」を説明しなければならないので、顧客が金融商品販売業者等(いわゆるプロ)であっても「重要事項」を説明しなくてはなりません。
【2】 この法律では、金融商品販売業者等は、金融商品の販売が行われるまでの間に、顧客に対し、金融商品の販売に係る事項に関し、不確実な事項について断定的判断を提供し、または確実であると誤認させるおそれのあることを告げる行為を行ってはならないと定められています。
【3】 この法律では、金融商品販売業者等は、所定の事項についての勧誘方針を定め、速やかに公表しなければならず、保険募集を行うすべての事務所に掲示する必要があります。
【1】 誤
顧客が金融商品販売業者等(いわゆるプロ)である場合は、例外的に重要事項を説明する必要がない旨が定められている。
【2】 正
【3】 正
問題.8
代理店の日常業務に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 代理店は、保険契約の募集文書を独自に作成する場合には、保険会社の定める記載ルールを遵守するとともに、使用する前に、必ず保険会社の承認を受ける必要があります。
【2】 代理店は、保険契約者以外の者を被保険者とし、その法定相続人以外の者を死亡保険金受取人として傷害保険契約を締結する場合、保険契約者の確認を行えば、被保険者本人の同意を得る必要はありません。
【1】 正
【2】 誤
法定相続人以外の者を死亡保険金受取人として定める場合は、被保険者本人の同意を得る必要がある。