[第4章] 損害保険商品 2
問題.1
人身傷害補償保険者に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア. この保険の被保険者には、記名被保険者やその配偶者、これらの者の同居の親族、別居の未婚の子のほか、被保険自動車の正規の乗車装置またはその装置のある室内に搭乗している者も含まれます。
イ. この保険では、被保険者が被保険自動車を運転していたところ、地震の発生により運転を誤って他人の住宅建物に衝突し、被保険者が死傷したことによる損害は、保険金支払の対象となります。
答え : B
ア. 設問のとおり正しい
イ.
地震によって生じた傷害は、免責事項に該当し、保険金支払いの対象とならない。
問題.2
次の記述のうち、搭乗者損害保険で保険金支払いの対象となるもの、ならないものを選択しなさい。
【1】 被保険自動車の所有者が、その自動車を運転中に誤ってタクシーと衝突し、そのタクシーの乗客に大ケガを負わせた場合
【2】 被保険者が、被保険自動車を酒酔い運転していたために電柱に衝突し、被保険者自身が死亡した場合
【1】 対象とならない
搭乗者損害保険では、被保険自動車の運転手や同乗者のケガが保険金支払いの対象となり、他の自動車の運転手やその同乗者のケガは保険金支払いの対象とならない。
【2】 対象とならない
酒酔い運転により被保険自動車の運転者自身が死傷した場合は、免責事項に該当し、保険金支払いの対象とならない。
問題.3
自損事故保険および無保険車傷害保険に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア. 自損事故保険において支払われる保険金には、死亡保険金、後遺障害保険金および医療保険金がありますが、いずれも社会保険の給付額や生命保険金の支払額を控除した額が保険金額を限度に支払われます。
イ. 無保険車傷害保険では、被保険自動車の運転者または同乗者が他の自動車との事故で死亡または後遺障害を被り、相手に対して損害賠償を請求できる場合で、相手自動車が対人賠償保険を付けていないときに限り、保険金が支払われます。
答え : D
ア. 自損事故保険で支払われれる保険金は、社会保険の給付額や生命保険金の支払額と関係なく、定額給付される。
イ. 無保険車傷害保険では、設問の場合だけでなく、相手自動車に、「対人賠償保険は付いているが、その事故で保険金が支払われない場合」、「対人賠償保険は付いているが、自分の無保険車傷害保険金額より低い場合」、「あて逃げなどで相手がわからない場合」にも保険金が支払われる。
問題.4
車両保険に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 この保険では、被保険自動車が自家用の乗用車など一定の用途車種の場合、「車両価額協定保険特約」が自動的に付帯(セット)され、協定保険価額を基準に車両保険が支払われます。
【2】 この保険では、被保険者が公園の駐車場に止めておいた被保険自動車を何者かに盗まれた場合、その損害は保険金支払いの対象となります。
【3】 この保険では、被保険者が被保険自動車を運転中、タイヤに釘が刺さり、タイヤのみが破損した場合、その損害は保険金支払いの対象となります。
【1】 正 設問のとおり正しい
【2】 正 設問のとおり正しい
【3】 誤 火災‥盗難の場合を除くタイヤの単独損害は、免責事由に該当し、保険金支払いの対象とならない。