[第2章] コンプライアンス 2
問題.1
正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】代理店が、使用人の募集人届出を行うためには、その使用人が「代理店の事務所に勤務していること」、「保険募集に関し所定の教育を受けていること」および「その代理店の管理のもとで保険募集を行うこと」の3つの要件をすべて充足する必要があります。
【2】個人代理店において、店主が死亡したときには、その相続人が遅滞なく内閣総理大臣に廃業等の届出をおこなわなければなりません。
【3】代理店は、現在、他の代理店において保険募集を行っている者に、自己の使用人として同時に、保険募集を行わせることはできません。
【4】法人代理店が合併により消滅したときは、内閣総理大臣に届け出る必要はありません。
【1】 正
【2】 正
【3】 正
【4】 誤
法人代理店が合併により消滅したときは、遅滞なく内閣総理大臣に届出なければならない。
問題.2
に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア. 代理店の登録を取り消された日から3年を経過しない者は、代理店登録の申請を行っても登録を受けることができません。
イ. 代理店は、新たに採用した使用人に保険募集を行わせる場合、内閣総理大臣への募集人届出を行った日以降でなければ、その使用人に保険募集を行わせることはできません。
- A. アおよびイ共に正しい。
- B. アは正しいが、イは誤っている。
- C. アは誤っているが、イは正しい。
- D. アおよびイともに誤っている。
答え : A
ア. 設問のとおり正しい
イ. 設問のとおり正しい
問題.3
正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】代理店は、保険契約の締結にあたり、保険契約者が「重要事項説明書」の内容を理解したか否かにかかわらず、その書面の受領印欄に押印してもらう必要があります。
【2】代理店は、保険契約の締結にあたり、商品内容を記載したパンフレットや契約のしおりなどを保険契約者に手渡すことで、保険契約の契約条項のうち重要な事項の説明を省略することができます。
【3】代理店は、保険契約の締結にあたり、保険契約者が契約条項のうち重要な事項について理解したことを十分に確認するとともに、保険会社の定めたルールにしたがって確認状況を事後に検証するようにしておく必要があります。
【4】代理店は、金融庁が定める「保険会社向けの総合的な監督指針」により、医療保険やがん保険などの一定の障害疾病損害保険および障害疾病定額保険の契約を締結する場合は、保険契約者の意向を確認のうえ、「意向確認書面」を作成・交付することが義務付けられています。
【1】 誤
代理店は、保険契約者に対して重要な事項を理解できたか十分に確認し、「保険契約申込書印」兼「重要事項説明書受領印」欄に押印してもらう必要がある。
【2】 誤
重要な事項の説明は法律に規定された義務であり、省略することはできない。
【3】 正
【4】 正
問題.4
に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア. 保険契約の締結にあたり、代理店が保険契約者に交付する「重要事項説明書」とは、保険契約者が保険商品の内容を理解するために必要な情報である「契約概要」と、注意を喚起すべき情報である「注意喚起情報」に分類して記載した書面のことをいいます。
イ. 代理店は、保険契約の締結にあたり、保険金額だど引き受け条件に関する事項について説明する必要がありますが、保険料に関する事項については説明する必要はありません。
答え : B
ア. 設問のとおり正しい
イ. 保険料に関する事項についても説明する必要がある。