火災保険単位 3
問題.1
火災保険の保険の対象に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア. 火災保険では、建物を保険の対象とする場合、「一つの建物」について、その全体を引受けの単位とし、保険金額はその引受単位ごとに設定するが、区分所有建物については、その専有部分のみまたは共有部分のみを保険の対象として引き受けることができる。
イ. 火災保険では、「一つの建物」内または「1基の屋外設備・装置」内に収容された動産(「家財」「設備」「什器等」「商品・製品等」)を保険の対象とする場合、そのすべてを保険の対象として1つの保険金額で引受けなければならない。
答え : B
ア. 設問のとおり正しい
イ. 動産(「家財」「設備・什器等」「商品・製品等」)を保険の対象とする場合、「家財」「設備・什器等」「商品・製品等」に分類し、それぞれに保険金額を設定して引き受ける。
問題.2
火災保険の保険の対象に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
ア. 火災保険では、屋外設備・装置を保険の対象とする場合、常に基礎工事を含めて引受けなければならない。
イ. 火災保険では、野積みの動産を保険の対象とする場合、「一つの敷地内」に所存する野積みの動産を「家財」、「設備・什器等」または「商品・製品等」に分類し、それぞれに保険金額を設定して引き受ける。
ウ. 火災保険では、家財を保険の対象とする場合、1個70万円のダイヤの指輪は、契約締結時に保険契約申込書に明記しないと保険の対象とすることができない。
答え : ア
ア. 火災保険では、屋外設備・装置を保険の対象とする場合、原則として1基ごとを引受けの単位とし、その一部のみを引受けたり、一部を除外して引き受けることはできないが、基礎工事を除外して引受けを行うことはできる。
イ. 設問のとおり正しい
ウ. 設問のとおり正しい
問題.3
物件の判定に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア. 1階部分を診察所、2階部分を住居として使用している医師の併用住宅建物は、住宅物件料率を適用することができる。
イ. 保険期間が1年の火災保険契約で、工事完成後にM構造の住居専用共同住宅となる新築中の建物は、住宅物件料率を適用することができる。
- A. アおよびイ共に正しい。
- B. アは正しいが、イは誤っている。
- C. アは誤っているが、イは正しい。
- D. アおよびイともに誤っている。
答え : D
ア. 1階部分を診察所、2階部分を住居として使用している医師の併用住宅建物は、一般物件料率を適用しなければならない。
イ. 保険期間の如何を問わず、工事完成後にM構造の共同住宅となる新築中の建物は、一般物件料率を適用しなければならない。
問題.4
次の物件のうち、一般物件料率を適用しなければならないものを1つ選びなさい。
【ア】 住居専用建物に付随する自家用車専用車庫
【イ】 住宅建物の一部を利用して内職程度にピアノ教室を開いている住居専用建物
【ウ】 家財が常時備えられ、夏季のみ別荘として使用されている住居専用建物
【エ】 住居専用建物として使用されていたが、居住者が転居してしまい、現在空家となって売りに出されている住宅建物
【オ】 住居として使用しているが、建物内に農業用機械を常時収容している農家の住宅建物
答え : エ
【ア】 住宅物件料率
【イ】 住宅物件料率
【ウ】 住宅物件料率
【エ】 一般物件料率
【オ】 住宅物件料率