火災保険単位 模擬問題C 問5,6
問題.5
店舗総合保険に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア.この保険では、通貨は保険の対象とならないので、家財が保険の対象である場合であっても、保険証券記載の建物内での生活用の通貨の盗難損害は、いっさい保険金が支払われない。
イ.この保険では、自動車(自動三輪車、自動二輪車を含み、総排気量125㏄以下の原動機付自転車を除く)は保険の対象に含まれない。
- A. アおよびイ共に正しい。
- B. アは正しいが、イは誤っている。
- C. アは誤っているが、イは正しい。
- D. アおよびイともに誤っている。
答え→ C
ア.通貨は保険の対象とならないが、家財が保険の対象である場合、生活用の通貨・預貯金証書について、保険証券記載の建物内において盗難による損害が生じた場合のみ、保険の対象として取り扱われ、盗難損害として保険金が支払われる。
イ.設問のとおり正しい。
問題.6
Aさんは、自分の店舗併用住宅建物と同建物内収容の家財一式および商品・製品等一式を保険の対象として、店舗総合保険を契約しています(地震保険は付帯(セット)していません)。次の損害または費用が生じた場合、保険金支払いの対象となるものを1つ選びなさい。
ア.Aさんは、自分の乗用車を店の車庫(保険契約申込書に明記されている)に入れる際、運転を誤って車庫の柱に接触し、車庫の一部を壊してしまった。この車庫の破損による損害。
イ.深夜、Aさんの店に泥棒が侵入し、商品が盗まれてしまった。この商品の盗難による損害。
ウ.地震により、Aさんの店で火災が発生し、建物の一部が焼失した。Aさんの建物の主要構造部の火災による損害の額は保険価額の20%相当額であり、焼失した部分の床面積が延床面積の25%であった。この建物の焼失によって臨時に発生した費用。
答え→ ウ
ア.車庫は保険契約申込書に明記されているので保険の対象となるが、保険契約者または被保険者が所有または運転する車両またはその積載物の衝突・接触による損害は、保険金支払いの対象とならない。
イ.商品の盗難による損害は、保険金支払いの対象とならない。
ウ.地震もしくは噴火またはこれらによる津波を直接または間接の原因とする火災損害を受け、保険の対象である建物が半焼以上(主要構造部の火災による損害が保険価額の20%以上となったとき、または焼失した部分の床面積が延床面積の20%以上となったとき)となったので、地震火災費用保険金支払いの対象となる。