自動車保険単位 模擬問題2019A [11.12]
問題.11
次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを下記の選択肢の中から選びなさい。
ア.自賠法における運行供用者とは、自己のために自動車を運行の用に供する者であり、すべて自賠責保険の被保険者となります。
イ.自賠責保険の保険金額は、被害者1名当たりのものであり、加害車両が複数であっても被害者1名に支払われる保険金の額は変わりません。
【選択肢】
A.アおよびイともに正しい。
B.アは正しいが、イは誤っている。
C.アは誤っているが、イは正しい。
D.アおよびイともに誤っている。
答え : D
ア.自賠責保険の被保険者は、自賠責保険契約を締結した自動車の保有者およびその運転者である。運行供用者であっても自動車を使用する正当な権利を持たない者(泥棒運転者など)は、保有者に該当しないため、自賠責保険の被保険者にはなれない。
イ.加害車両が複数の場合は、それぞれの車について、被害者1名につき、保険金額(支払限度額)が適用される。例えば、2台の加害車両が1名の被害者を死亡させた場合は、3,000万円×2台分(自賠責保険)=6,000万円が支払限度額となる。
問題.12
次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを下記の選択肢の中から選びなさい。
ア.自賠責保険では解約を厳しく制限しており、保険契約者は、登録自動車が抹消登録を受けた場合に限り、契約を解約することができます。
イ.自賠責保険では、加害車両の加入している保険会社に対し、当座の費用を賄うための仮渡金支払いの請求を行うことができますが、この仮渡金支払いの請求は、被害者・加害者いずれからも行うことができます。
【選択肢】
A.アおよびイともに正しい。
B.アは正しいが、イは誤っている。
C.アは誤っているが、イは正しい。
D.アおよびイともに誤っている。
答え : D
ア.設問に記載の場合のほかに、適用除外車であった場合や同一自動車に複数の自賠責保険が付保されている場合なども解約することができる。
イ.仮渡金の支払いは、加害者から請求することはできない。