自動車保険単位 模擬問題F 問3,4
問題.3
自賠責保険に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。
ア.自賠責保険における被保険者は、自賠法上の「運行供用者」に限られる。
イ.対人賠償保険と自賠責保険の「一括払」とは、対人賠償保険の引受保険会社が、両保険の保険金・損害賠償額の合計額を一括して支払うサービスであるが、対人賠償保険で免責となる場合や、明らかに自賠責保険の支払額内の損害である場合には、原則として「一括払」はできない。
- A. アおよびイ共に正しい。
- B. アは正しいが、イは誤っている。
- C. アは誤っているが、イは正しい。
- D. アおよびイともに誤っている。
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答え→ C
ア.自賠責保険の被保険者は、自賠責保険契約を締結した自動車の保有者およびその運転者である。保有者とは、運行供用者のうち自動車を使用する正当な権利を有する者をいい、通常、所有者または使用者が該当する。したがって、運行供用者であっても正当な権利を持たない泥棒運転者などは、被保険者にはなれない。
イ.設問のとおり正しい。
問題.4
自動車保険の補償内容等に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 対人賠償保険では、対人事故の相手自動車に自賠責保険等が締結されていない場合には、保険会社は示談交渉等解決の手続きを行わない。
【2】 対物賠償保険では、記名被保険者の同居の息子が被保険自動車を無免許で運転して、道路脇の民家に突っ込み、民家の外壁を破損させた場合に生じた損害は、保険金支払いの対象となる。
【3】 人身傷害補償保険では、被保険者の酒気帯び運転により、その運転者本人に生じた損害は、保険金支払いの対象となる。
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【1】 誤
対人賠償保険では、相手自動車ではなく被保険自動車に自賠責保険等が締結されていない場合には、保険会社は示談交渉等解決の手続きを行わない。
【2】 正
【3】 誤
人身傷害補償保険では、被保険者の酒気帯び運転により、その者に生じた損害は、保険金が支払われない場合に該当し、保険金支払いの対象とならない。